今日、映画を観てきました。
「イニシェリン島の精霊」
SNSに流れてきた映画紹介でちっちゃなロバが出演してるのを見て
内容全然知らずに、この映画ぜったい観る!と決めていました。
はじまった途端に、家かわいい犬かわいいロバかわいい洋服の色かわいいと
心のなかで大はしゃぎしながら観ていたのですが
お話はなかなかとんでもない方向に転がって行っちゃいました。
いやいや、おもしろかった。
他人と折り合いをつけながら、自分も幸せに充実しているって
難しい、ほんとに難しいことだよなぁ。
真面目に真摯に生きようとすればするほど、難しい。
他人のことを思いやろうとすればするほど、難しい。
ユーモラスでちょっと怖い、とても美しい映画でした。
ひとりとひとりでも難しいのに
集団と集団だと、国と国だともっとややこしいよなぁ。
というようなことの寓話になっているのかな、とも思いました。
予備知識なく観に行ったつもりだったのに
なんかこの話知ってる・・・と観ているあいだずっとモヤモヤしていたのですが
帰ってきて確かめたら
昨秋、映画評論家の町山智浩さんがラジオで紹介していました。
それをオンエアで聞いたんですね、きっと。
聞いたこともすっかり忘れてました。(^_^;)
ところでこの映画、アイルランドのアラン諸島で撮影されたんだそうで
そうそう、アラン諸島美しいところだったな〜と思い出した。
住宅の庭に妖精の家があったのがかわいくて写真に撮りたかったけど
人の家の庭を勝手に写真撮るの、気が引けて撮れなかったんだった。
もう10年以上前のことなのに、いまだに心残りだわ〜。