お正月のあいだに読んだ本。
びっくりするくらい良かったです。
ジャンルとしては社会派ミステリーなので
ミステリーとしてのおもしろさはもちろんのことですが
戦争とそれに巻き込まれた人々の被害と加害、罪の意識
そして現代社会に対する警鐘、等々
重い話題をぐいぐい読ませて、あとにずっしりと胸に残るものがある
素晴らしい作品でした。
下巻に入ったころからは、胸が潰れるような思いで
でも読むのをやめられずに、最後まで一気に読みました。
作者の太田愛さんは脚本家でもあって
テレビドラマ「相棒」シリーズの脚本も書いていらっしゃるそうです。
どおりで読みながら頭の中に映像が流れるのがスムースだわ〜。
お気に入りの役者さんをキャスティングして読むと楽しいかも。