怖かった映画

小学生の頃、テレビで放映されていたのを偶然見てしまって

とても怖かった戦争の映画がありました。

戦闘シーンが怖い映画ではなくて

旧日本軍の敗残兵が南方のジャングルで飢餓と闘う映画。

怖くてもう見たくないのに、目を離すことができずに最後まで見てしまって

今でもその映画のことを思い出すと鳩尾の辺りがきゅうっと苦しくなります。

あれは一体どういう映画だったのだろう、とずっと思っていて

ときどきインターネットで検索してみたりしていたのですが

今日やっと、たぶんこれだ!というものを見つけました。

「生き抜いた十六年 最後の日本兵」

1960年製作、どうやら実話ベースの映画だったようです。

たぶん今はもう見ることはできないでしょうし

たとえ見ることができても、わたしは二度と見たくはないので

ここで紹介しても仕方がないのですが

たまたま、この映画が判明した今日が「ヒロシマ」の日でしたので

長年の疑問が解けた記念に書いておこうと思いました。

人生の始まりの頃にこの映画を見てしまったおかげで

今でも「戦争」と名のつくものは大嫌いです。

政治がほんのちょっとでもわたしの生活が戦争に近づくようなことをするなら

そんな政治は断固拒否しなければいけないと思っています。